今回、TBS「NEWSの全力メイキング」に出演し話題となったタケCHANが、【EVILWIRE】フルコーディネイトで番組内に登場し、Twitterで紹介してくれた事をキッカケにEVILWIREって一体何??知ってるようで実は知らない。。。
という方に向けてのお話をさせていただこうと思います。
◇EVILWIREはPHANTOMBOYが立ち上げたアパレルブランドです◇
まず初めに、【EVILWIRE】はアパレルブランドだという事。
2004年に某ブランドのショップ店員をする側ら、趣味で立上げ、(当時は名古屋のロックシーン)自分の取り巻きに向けて発信していました。
バンドやDJ、ブランドのショップ店員、雑誌やフリーペーパーへの執筆活動などもあり取り巻きがいたんです。
Tシャツがメインでジーンズやスニーカーからハンドメイドのワッペンまで自分がカッコいいと思う物はできる範囲で何でも作ってました。
(スニーカーはDee Dee Ramone(RAMONES)のマネージャーに取り上げられるなど)
それと同時に、デザインや絵の個展などを行ったり、洋服屋の店内でヘアカットからセット(当時日本が誇るバーバーショップBLUE VELBET'S社長のお墨付きを頂いていました)までやったり(笑) [立上げ初期のプロダクト↓]
◇なぜミニ四レーサーが着用するようになったのか◇
2013年~2014年くらいに当時働いてた会社の仲間で昼休みの暇つぶしに模型屋さんに行ったんです。
最初はみんなでラジコンを買おうと思ってたんですが、ラジコンが無くてw
で、ミニ四駆あんじゃん!
ってなってミニ四駆買ったんですよ。
すぐさまどっぷりハマりました。
1か月後にはみんな既に飽きていて、気づいたら僕一人でのめり込んでたんですねw
まぁ周りがやってようがやってなかろうがどうでも良かったんですが、とにかく昼休みに会社にコース敷いてやってたんで、さすがに一人でやるわけにもいかず「じゃあ自分専用のコース敷いちゃおう」と思ったんです。
僕が中学の頃、実家では手が付けられないって理由でしばらく祖父母の家に工場がありその上の一室に住んでた事があったんですが、そこを借りられないかなと。
で、借してもらえることになって6部屋あった2階の4部屋の壁を自らの手で全部ぶち抜いてでっかい一部屋にしたんですw
そこを「RED LABO」と名付け、寝る間も惜しんでミニ四駆に没頭してましたw
そんな中もともとEVILWIREを買っていた後輩も誘ったりでミニ四駆仲間が増えてきたんで、チーム作ろう!ってなり、【BAD PLAY...(ex:BAD HEADZ)】といチームを立ち上げました。
メンバーが元々アウトロー寄りな奴等ばかりだったし、でっかい派手なプライベートコース作ってるやつなんて、まだ誰もいなかったのでインスタグラムなんかでも結構目立ったんでしょうね。
それからすぐ、【B.I.G】っていう富山が拠点の間違いなく世界一目立ってるミニ四駆チームがいて、そこのメンバーであるラッパーの【bay4k(ex:SCARS/練馬ザファッカー)】
からいきなりインスタで電話してくれって電話番号が書いてあるDMがきたんですよねw
んで電話したら意気投合してw
1週間後にライブがあるっていうんで、ソッコー富山まで遊びに行きましたねw
[その6年後にEVILWIRE着てPV出てくれた時はめちゃくちゃ嬉しかったです]↓
その時鬼のフォロワー数を誇ってた【B.I.G】のリーダーのDJイッセー君がインスタで「カッコイイミニ四レーサーがいる」って紹介してくれてさらにミニ四駆の輪が広がりました。
この時期ぐらいから自分で言うのもおかしいですが、インスタ界隈のミニ四レーサーでの知名度がかなり広がったんです。
さらに同時期ぐらいに、せっかくチームだしチームTシャツでも作るかってなって。
【BAD PLAY...】のTシャツをEVILWIREで作ってそれ着て公式大会なんかに着てったり、プライベートで着たりしてたら色んな人から俺も欲しいって言ってもらえるようになって。
品川大会でよく一緒にピット組んでた【CHEMIKAL FAMILY(現:CheMiKal)】ってチームのメンバーがよく着てくれてて、そっから品川でCheMiKalメンバーが優勝した時にも着てくれてたりして。
(タケちゃんとの出会いもこのあたり)
そうやって色んなミニ四駆の友達からだんだん広がってったんですよね。
◇ミニ四駆シーンにおけるEVILWIRE◇
正直当初は元々の友達や知り合いから「ミニ四駆なんてやってどうしちゃったの!???」
ってかなり言われましたw
恥ずかしくてミニ四駆やってるなんて言えないって思ってたんですw
だけど、やってるうちにこんなに素晴らしい趣味の文化を恥ずかしいと思ってる方がダサいって思うようになって。
そこからはもう完全にミニ四駆の人になりましたw
それまで縁のなかった所謂オタクの人達を心から尊敬できるようになり、むしろオタクに憧れるようになりました。
でもどうせ自分がやるならまだ誰もやっていない(もちろん個人でオシャレな人はいました)ミニ四駆というオタク文化にファッションの要素を前面に押し出して活動してみようって思ったんです。
そのためには自分のチームもカッコよくなくてはダメだしカッコいいミニ四駆をカッコイイ見せ方で世に出すってのも必要でした。 [公式大会にてチーム全員で戦う(笑)など(良い子はマネしないでね)]↓
メンバーチェンジも何回か繰り返し、最終的に【BAD HEADZ】っていうチームになったんです。 (ヤスエメディアムックから2019年に発売されたミニ四駆GRAPHICSにもEVILWIREとBADHEADZの12ページ特集が掲載されていますのでそちらもご参考に)↓
すでにみんなの中では【BAD HEADZ】=【EVILWIRE】の図式は出来上がっていて、本来、ミニ四駆と一切関係のないはずの【EVILWIRE】がミニ四駆と密接な関係になっていきました。
この頃には既に色んなミニ四駆チームのロゴのデザインなどしてたりもしました。
ですがあくまでもただのアパレルブランドですので一切ミニ四駆と関係のない自分がカッコいいと思ったデザインで洋服とミニ四駆は切り離して作っています。
ミニ四駆用のステッカーやRC用のステッカーなども昔から作っていますが、「デザイナーの個人的趣味を、ブランドを利用して遊んでいる」という感覚ですw
【BAD PLAY...】時代からマシン用ステッカー等をメンバーと一緒に作ってかなりの枚数を無料配布していましたし、当時目立っていたチームや仲の良かったチームを33チーム集めて【EVILWIRE】で合同Tシャツ等も作りました。
◇EVILWIREユーザーはお客さんではなく友達◇
元々EVILWIREは友達の輪から広がり、「友達の友達は友達」という解釈で今でも洋服を作っています。
EVILWIREの商品が即完売になる事が多いのはこれに由来していて、できるだけお客さんと、「人と人で繋がっておきたい」という気持ちで自分の手の届く範囲の数で作っているので生産数が少ないのです。
全ての工程(デザインから発送まで、メールの返信、SNS、電話対応などEWに関わる事全て)を一人でやっているのもこの為です。
今でもほとんどのお客さんの名前を把握しています。
◇変わらないスタイル◇
まだまだ書きたい事は山ほどあるんですが、書いててどんどん脱線しそうになってくるのでこの辺でw
ほんのひとつまみの話ですが、なんとなくEVILWIREの事を理解していただけましたでしょうか?
EVILWIREは今回のタケちゃんのような古くからの仲間やお客さんの手によって作り上げられてきたようなブランドなのです。 他には類を見ない立ち位置ですので、謎だった方も多かったと思います。 これからも売れようが売れまいが、自分がカッコイイと思ったアイテムだけをドロップする事を貫いていき、ミニ四駆LIFEもエンジョイしていきたいと思いますので、初めましての方も、昔なじみの皆もどうぞ宜しくお願い致します! それでは長文読んでいただきありがとうございました! EVILWIREに少しでもエールを送ってくれてるみんな! LOVEしかねぇぜ!! ミニ四駆フォーエバー!!!!
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